雀荘はどのように成り立っているのか
最近何やら麻雀への規制が多くみられるため、書きます。
※以下は雀荘メンバーの個人的な見解です。
雀荘は、普通の商売と同じく「お客様からお金をいただいて」経営されています。
雀荘がお客からお金を取るのは以下2つです。
・セット代→麻雀卓を貸してあげて身内麻雀の場を提供する代金
・フリー代→麻雀を打ちたいお客さん同士、もしくは、雀荘店員と麻雀をする時にお支払いいただく代金(1局毎にいただく)
大抵、セット代は料金設定が低いので、フリー代をメインに経営を成り立たせる必要があります。
フリー代はレートに比例して高くなります。
ノーレート、低レートのお店は単価が低いため、お客さんには数多く打っていただく必要があります。
逆に高レートはフリー代が高いので、そこまで打っていただかなくても経営が成り立つ場合があります。
では、雀荘を新規開店する際に低レートか高レート、どちらにすればいいでしょうか。
これは圧倒的に高レートになります。
なぜか?
理由は、ノーレート、低レートのお店はもう大手チェーン店の寡占状態にあるからです。
なので、新たに低レートの雀荘を個人で出そうとしてもお客さんを呼べず、1年もたたず閉店することになります。
そのため、昨今高レート麻雀が流行りつつあります。
5等サンマや特殊牌の導入なのがその例です。
じゃあ流行ってる高レート雀荘で出せばいいじゃん、と思われるかも知れませんが、
高レート雀荘もリスクがあります。
警察の摘発や、負けた客による通報、これが高レート雀荘が一番気にするところです。
摘発については、SNSやユーチューブで目立った宣伝をしなければ気にする必要はありませんが、客による通報は結構な頻度で偶発的に起こります。(先日大阪のある雀荘でも客による通報がありゴタゴタしました。)
低レートもダメ、高レートもだめ、もう雀荘新規開店に未来はないのか。
ありません。
これ、まじでありません。
上記の通り、どのレートでやろうともリスクを伴います。
新たに、"雀荘で食っていく"のは難しいのが現状ですね。
終わり
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雀荘が衰退すると、麻雀界全体に影響で出ると思っています。
麻雀に興味がある人なら単語だけでも聞いたことはあるであろうMリーグ。
これに出場している選手で、雀荘出身でない選手は多井選手のみです。
しかも、高レート(ピン東)出身の選手が多くいます。(知っているだけで8名)
高レートの店からは強い選手が排出されます。
低レートの客や店員は大体弱いです。
また、Mリーガーでなくても高レートの店/客と勉強会をしているプロ選手もいます。
実際に僕も協会のAリーガーの方とセットさせていただいたことがあります。
雀荘衰退が麻雀界の衰退へ繋がらないことを願います。